白髪のメカニズム

発毛サイクル

白髪は色を持っていません。白髪とはいいますが白色ではなく、実際は無色透明です。白く見えるのは光を反射しているからです。そして髪はもともと無色透明な状態、つまり白髪なのです。髪の色は、髪が成長する際、色素細胞(メラノサイト)で作られるメラニン色素によって髪が染まっていくのです。

日本人の平均の髪の本数は10万本といわれています。これらは発毛サイクルにより順次生えかわっており、そのサイクルは成長期(3~6年)、退行期(1ヶ月)、休止期(3~4ヶ月)にわけられます。

成長期に毛球の中にある毛母細胞が分裂し毛髪を作ります。その成長過程でメラニン色素が取り込まれます。メラニン色素は黒褐色系のユーメラニンと黄赤色系のフェオメラニンの2種類があり、人種、個人によって髪の色が違うのはこの割合の違いによるものです。その後、髪は成長がストップし毛球が縮小して毛母細胞の分裂が減少します。これを退行期といいます。

そして休止期へ移行していくのですが、髪を洗った時やブラッシングで抜ける自然な脱毛はこの休止期のサイクルの頃です。1日に抜ける髪の本数が100本以内であれば問題ありません。そしてこの休止期に次の髪の毛が作られ発毛もはじまります。

このサイクルの中で、何らかの原因により色素細胞(メラノサイト)でメラニン色素が作られなくなると髪が無色透明のまま頭皮上に押し出され、これがいわゆる白髪となるのです。色素細胞(メラノサイト)の異変のメカニズムは最近の研究で徐々に解明はされてきてはいますが、残念ながら白髪がなくなる根本的解決までに至っていません。

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